Scene — Services

Services事業内容

写真を撮ること、現場を歩いて調べること。この両方で、北海道の観光に関わる仕事をしています。

ChallengeChallenge

美しい写真。分厚い調査報告。立派な計画書。どれも、それ自体が目的ではありません。撮ったあと、集めたあと、描いたあと——そこから先で止まる現場を、北海道各地に通いながら何度も見てきました。担当者が怠けているわけではない。むしろ熱心な現場ほど、同じ場所で詰まる。足りなさではなく、つなぎ目の問題です。よくある三つの止まり方を、名指しします。

撮った写真が、フォルダの中で眠っている

夜明け前から湿原の縁に立って、霧が晴れる一瞬を待つ。タンチョウが羽を広げる、その呼吸まで覚えている一枚が撮れる。納品して、先方も喜んでくれた。それなのに半年後、その写真がどこでどう使われたか、誰も即答できません。私も駆け出しの頃、自分が撮った何百枚かの行き先を最後まで見届けられず、悔しい思いをしました。理由は単純で、どの一枚を、誰が、どの季節に、どの媒体で出すかを決める人がいないからです。結局「とりあえず一番きれいなやつ」が毎回同じ場所に貼られ、ときには冬に撮った一枚が夏の広告に回されるような、意図しない使われ方もする。季節も光も違う写真たちが、行き先を決められないまま出番を待って年を越す。写真は飾るために撮るのではなく、人を動かすために撮る。その出口を、撮影の前に決めておく必要があります。

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分析レポートは出た。で、来月から何を変える

宿泊の数字も人の流れも、きれいなグラフになって会議の机に並びます。皆がうなずく。グラフは正しいし、誰も否定できない。でも、会議室を出た瞬間に、来週の段取りは先週と一字も変わっていない——私はその場面を何度も見てきました。数字が間違っているわけではありません。その数字が、現場で手を動かす人の言葉になっていないだけです。「週末の昼が弱い」は、誰が・いつ・何をするのかに置き換えて、はじめて動き出す。私は写真を撮る手で数字も扱うので、グラフの数字より先に、その向こうにいる人の顔を見ます。

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計画は通った。けれど、誰も動かない

立派な計画書が承認される。そして、そのまま棚に並ぶ。半年後に現場を訪ねると、最初のページのまま、誰の手にも渡っていない。行政、交通、観光事業者——立場の違う人たちを一つの机につなぐ仕事を、私はDMOの内側でやってきました。だから分かるのは、計画が動かないのは内容が悪いからではないということ。総論には全員が賛成し、各論で皆が黙る。宿の主人や交通の担当が「で、明日うちは何をすれば」と問うと、その答えがどこにも書かれていない。利害は本当はずれていて、そのずれを誰も口に出さないまま判子だけが揃う。動く計画とは、最初の一歩を誰が、いつまでに踏むのか、顔の見える約束まで降ろせた計画のことです。そこに名前と日付が入った瞬間、止まっていた計画が、ようやく動き出します。

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The MethodThe Method

現場で掴む手触りと、数字で確かめる精度。その両方が一人の中で地続きだから、写真は施策につながり、データは現場に降りてくる。四つの事業は飾りではなく、観光地の仕事を一周させるための分業です。横軸に定性と定量、縦軸につくるとまわすを取る。案件のどこが欠けているかを名指せば、解決策が決まります。

01

Tourism Development

観光地域づくり、観光コンサルティング01 — Tourism Development

立派な計画書が、棚で眠ったまま動かない。そんな現場を、私は何度も見てきました。だからまず、自分の足で歩いて、人の話を聞くところから始めます。釧路観光コンベンション協会(DMO)で、行政・交通・事業者という立場の違う人たちを一つの机につなぐ実務を重ね、北海道大学大学院でも観光学を学びました。仕事は、観光地経営の大きな絵を描き、それを事業計画の形に書き起こすこと。けれど、絵を描いて渡すだけでは終わりにしません。住民や事業者と合意をつくり、「誰が、いつ、どの一歩を踏むか」が見えるところまで、一緒に組み立てる。計画が棚から現場へ降りる、その最後までご一緒します。

  • 観光地経営のグランドデザイン・マスタープラン策定
  • 自治体・民間企業の観光事業計画策定支援
  • 地域資源の調査とブランドコンセプト開発
  • 住民・事業者との合意形成ワークショップの設計運営

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02

Photo / Movie Creative

写真・映像クリエイティブ02 — Photo / Movie Creative

はじまりは2018年、春採湖の野鳥でした。夜明け前から湿原に立って、ただ待つ。その時間の中で、この土地の何を撮るべきかを、少しずつ体で覚えてきました。観光の写真も映像も、企画から撮影、編集まで自分の手で動かします。得意なのは、野生動物や厳冬の風景のような、待つことでしか撮れない景色。ブランドムービーやドローンの空撮、CMも、同じ手でつくります。ただ、きれいなだけの一枚では人は動きません。だから撮る前に決めておくのです——この一枚を、誰に、どこで、何のために届けるのか。出口を見定めてから、シャッターを切ります。

  • 観光プロモーションのスチール・ムービー撮影
  • ポスター・パンフレット等の広告用の素材制作・撮影
  • ドローン空撮・タイムラプス・ナイトフォト
  • SNS向けショート動画・30秒CMの企画制作

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03

Tourism Coordinate

ツアー造成、伴走支援、観光人材育成03 — Tourism Coordinate

着地型ツアーは、つくった時がゴールではありません。むしろ、そこからが本番です。私はフィールドを自分の足で歩いて素材を確かめ、ツアーを組み、走らせながら直していきます。釧路空港の制限区域をめぐるインフラツーリズムのようなテーマ型企画から、写真家として同行するネイチャーフォトツアーまで。ガイドや観光人材を育てる研修も、現場で掴んだ段取りを、そのまま手渡すつもりで。最後は、地元の人と担当者の手だけで運営が回り続けるところまで、現場で一緒に手を動かします。

  • 着地型ツアー・アドベンチャートラベル商品の造成
  • インフラツーリズム等テーマ型ツアーの企画運営
  • 造成後の運営・販売を継続させる現場伴走支援
  • 写真家同行ネイチャーフォトツアーのプロデュース
  • ガイド・観光人材育成プログラムの設計と研修

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04

Tourism DX/AI

観光DX・データ分析・観光AI対応04 — Tourism DX/AI

私が見たいのは、数字そのものよりも、その奥で動いている人の姿です。人流・宿泊・SNSのデータを集めて束ね、誰が見ても読めるダッシュボードに整える。生成AIに引用・推薦される情報の設計(AIO=AI検索最適化)や、AIによる旅程レコメンド・パーソナライズにも対応します。ただ、大事なのはその先です。出てきた数字を「で、次に何をするか」まで、一緒に考える。「週末の昼が弱い」で会議を終わらせず、誰が・いつ・何をするのかを、現場と相談しながら決めていきます。

  • 人流・宿泊・SNSデータの収集と統合分析
  • 観光DXダッシュボードの構築支援
  • AIO(AI検索最適化):生成AI・AIエージェントに引用される情報構造の設計
  • AI旅程レコメンド・パーソナライズの企画支援
  • 来訪者調査・KPI設計とデータに基づく施策評価・改善提案

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黒い背景に浮かび上がる青白い雪の結晶のマクロ。氷点下20度の朝にだけ現れる厳冬のミクロ。
雪の結晶 — 厳冬のミクロ© Akihiko Sato / Destination Hokkaido Lab

EngagementEngagement

相談は、整ってからでなくて大丈夫です。むしろ、まとまっていない状態こそ聞かせてください。「写真はあるが眠っている」「数字は出たが動けない」「計画は通ったが、次の一歩で止まっている」——どれか一つを指差してもらえれば、そこが入口です。

  1. 01

    ご相談

    プロジェクトの背景や課題感を、まずはお聞かせください。

  2. 02

    ヒアリング・現状整理

    現場の状況と目的を、一緒に整理します。

  3. 03

    ご提案・お見積り

    体制・進め方・概算をご提示します。

  4. 04

    契約・開始

    合意のうえで、現場に入ります。

Scene — Behind the Lab

4つの事業の根もとには、ひとりの写真家と、
研究者の手つきがあります。

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