Tourism DX / AI — Featured Project 経済産業大臣賞 — Japan Tourism Awards 2025

ひがし北海道観光DXプロジェクト

道東の路線バス事業者と地域事業者が、ひとつのデジタル基盤でつながる。移動とタビナカ観光を一体で売り、行政区を越えた広域周遊を動かす——本土最東端エリアの観光DX。

佐藤 明彦 / 釧路観光コンベンション協会(DMO)推進室として関与(独立前の実務)

Overview

移動を、観光体験の入口に変える

釧路・阿寒のバス会社から始まった取り組みは、いま道東6社の路線バス事業者と約40社の地域事業者を、共通のデジタル基盤でつないでいます。観光情報サイト「ひがし北海道観光ナビ」を入口に、モデルコースと交通予約、体験・ガイド・飲食の手配までを一括で。バラバラだった「移動」と「タビナカ」を一本の動線に束ね、ひとつの市町村では完結しない広域の周遊を、現場の手で回せる仕組みにしています。

エリア
釧路・阿寒・根室・網走・知床・帯広 ほか
中心
阿寒バス(釧路)
システム
NEC Solution Innovators
連携
釧路観光コンベンション協会(DMO)/北海道エアポート
開始
2023年6月
Structure

立場の違う担い手を、一つの机に

6社路線バス事業者阿寒バス・斜里バス・網走バス・根室交通・くしろバス・北海道拓殖バス
約40社地域事業者体験・ガイド・飲食。釧路マーシュ&リバー、イ・モシリ、LANTOKO 流氷遊ウォーク ほか(2025年6月時点)
NECデジタル基盤NECガイド予約支援によるオンライン販売・予約システム
How it works

六つの機能で、移動と観光を一体に

01

ひがし北海道観光ナビ

特集記事とモデルコースを入口に、移動と観光商品を束ねる広域の情報サイト。

02

オンライン予約・事前決済

交通手配と観光予約を一括で。キャッシュレス・事前決済に対応。

03

デジタルチケット

紙を持たずに乗車・利用。観光客だけでなく地域住民の利用も広がる。

04

モデルコース×交通

「観光×移動」を一体で提案。空港連絡バスまでオンラインで販売。

05

多言語対応

ネイティブチェックを通した翻訳で、海外からの旅行者にも届ける。

06

需要・混雑予測

観光客の動きを読み、広域の需給をマネジメントして周遊を促す。

Results

数字が、現場の一手に変わる

約7割斜里バス定期観光バスの予約が、2024シーズンにオンライン化
1日 約100件空港連絡バスのオンライン予約(繁忙期)
年間 約1万人定期観光バスの利用者規模

Japan Tourism Awards 2025

経済産業大臣賞

「ひがし北海道・交通事業者がつなぐエリアまるごと観光DX」として、ジャパン・ツーリズム・アワード2025で経済産業大臣賞を受賞。

My involvement

DMO推進室として、関節をつなぐ

このプロジェクトに、私は釧路観光コンベンション協会(DMO)推進室として関わりました。行政、交通、観光事業者——利害も言葉も違う担い手を一つの机につなぎ、「移動」と「観光」のあいだで止まっていた関節を、一つずつ外していく仕事です。現場で覚えたこの段取りは、いま Destination HOKKAIDO Lab の観光DX・データ分析・観光AI対応の土台になっています。

2023.06阿寒バスでプロジェクト開始
2024.06「ひがし北海道観光ナビ」開設
2025経済産業大臣賞 受賞
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