ひがし北海道観光DXプロジェクト
道東の路線バス事業者と地域事業者が、ひとつのデジタル基盤でつながる。移動とタビナカ観光を一体で売り、行政区を越えた広域周遊を動かす——本土最東端エリアの観光DX。
佐藤 明彦 / 釧路観光コンベンション協会(DMO)推進室として関与(独立前の実務)
移動を、観光体験の入口に変える
釧路・阿寒のバス会社から始まった取り組みは、いま道東6社の路線バス事業者と約40社の地域事業者を、共通のデジタル基盤でつないでいます。観光情報サイト「ひがし北海道観光ナビ」を入口に、モデルコースと交通予約、体験・ガイド・飲食の手配までを一括で。バラバラだった「移動」と「タビナカ」を一本の動線に束ね、ひとつの市町村では完結しない広域の周遊を、現場の手で回せる仕組みにしています。
- エリア
- 釧路・阿寒・根室・網走・知床・帯広 ほか
- 中心
- 阿寒バス(釧路)
- システム
- NEC Solution Innovators
- 連携
- 釧路観光コンベンション協会(DMO)/北海道エアポート
- 開始
- 2023年6月
立場の違う担い手を、一つの机に
六つの機能で、移動と観光を一体に
01
ひがし北海道観光ナビ
特集記事とモデルコースを入口に、移動と観光商品を束ねる広域の情報サイト。
02
オンライン予約・事前決済
交通手配と観光予約を一括で。キャッシュレス・事前決済に対応。
03
デジタルチケット
紙を持たずに乗車・利用。観光客だけでなく地域住民の利用も広がる。
04
モデルコース×交通
「観光×移動」を一体で提案。空港連絡バスまでオンラインで販売。
05
多言語対応
ネイティブチェックを通した翻訳で、海外からの旅行者にも届ける。
06
需要・混雑予測
観光客の動きを読み、広域の需給をマネジメントして周遊を促す。
数字が、現場の一手に変わる
Japan Tourism Awards 2025
経済産業大臣賞
「ひがし北海道・交通事業者がつなぐエリアまるごと観光DX」として、ジャパン・ツーリズム・アワード2025で経済産業大臣賞を受賞。
DMO推進室として、関節をつなぐ
このプロジェクトに、私は釧路観光コンベンション協会(DMO)推進室として関わりました。行政、交通、観光事業者——利害も言葉も違う担い手を一つの机につなぎ、「移動」と「観光」のあいだで止まっていた関節を、一つずつ外していく仕事です。現場で覚えたこの段取りは、いま Destination HOKKAIDO Lab の観光DX・データ分析・観光AI対応の土台になっています。


